ヨーロッパ3カ国の移民事情、どう違う?~スウェーデン・ドイツ・フランスを比べてみた~他人事でない差し迫った日本の移民問題の解決策をどう考える?

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近年、ヨーロッパのニュースでよく話題になるのが「移民問題

なんとなく「大変そう…」とは思うけれど、国によって事情も対応もけっこう違うんです。
今回は、スウェーデン・ドイツ・フランスの3か国をピックアップして、現状とこれからの見通しを比べてみました。

まずはスウェーデン。寛容だったけど…

スウェーデンといえば、「福祉が充実した優しい国」ってイメージを持っている人も多いかも。実際、難民受け入れにもすごく積極的でした。
特に2015年の難民危機のときは、人口1,000万人の国なのに16万人以上の難民を受け入れたんです。これはヨーロッパの中でもかなり多い割合

でも、その後がちょっと大変でした。
仕事に就けない、言葉が通じない、貧しい地域に集中する…そうした問題が積もって、若者の一部が犯罪に巻き込まれるように。銃撃事件まで増えて、国民の不安も高まっていきました。

最近は、右寄りの政党が人気を集めて、移民に対してはちょっと厳しい方向に政策が動いています。
もうこれ以上は難しい」という空気も出てきていて、これからは「どう統合していくか」が大きな課題になりそうです。

次にドイツ。労働力が必要だけど不安も…

ドイツは、ヨーロッパで一番多く移民を受け入れている国です。
昔からトルコなどからの労働者を招いてきた歴史があり、今では国民の4人に1人が「移民のルーツを持つ」と言われています。

その背景には、ドイツの「少子高齢化」があります。
働き手がどんどん減っているので、外国人の力がどうしても必要なんですね。最近では法律を見直して、もっと外国人が働きやすいように整備も進めています。

でも、問題はやっぱり「社会への統合」。
語学の壁、教育格差、偏見や差別…。さらには、移民に厳しい極右政党「AfD(ドイツのための選択肢)」の人気も上がってきていて、社会の分断も見え始めています。

経済と治安、理想と現実のバランスが難しいところです。

そしてフランス。宗教と自由のはざまで

フランスは移民の多くが北アフリカから来たイスラム教徒。
でもこの国では「宗教と政治は切り離す(ライシテ)」という考えがすごく強くて、公の場での宗教的な服装(スカーフなど)も禁止されることがあります。

そのせいで、移民の子どもたちやその家族が「自分たちの文化を否定されている」と感じることも。
また、貧困地区に取り残された若者が暴動を起こしたり、テロ事件が起きると、移民全体への不信感が高まってしまうという悪循環もあります。

今のフランス政府は、「フランスの価値観」を守りながらも、移民の社会参加を進めようとしています。でも、「排除」にならないようにすることが、すごく難しいところですね。

3か国を比べてみると…

国名特徴現状の課題今後の方向性
スウェーデン寛容な政策だったが治安悪化統合の遅れ、ギャング問題受け入れ抑制と社会統合の強化
ドイツ労働力不足を補うため移民受け入れ拡大中言語・文化の壁、極右の台頭技能移民の選別受け入れと統合政策の充実
フランス植民地由来のイスラム系移民が多い宗教・世俗主義の衝突、社会的孤立宗教的中立の徹底と支援の両立

3カ国に共通するのは、「ただ受け入れるだけじゃうまくいかない」ということ。
むしろ、受け入れたあとにどう“共に暮らす”かが本当の課題なんです。

おわりに:日本にとっても他人事じゃない

今、日本でも外国人労働者の受け入れが進んでいます。
介護、建設、農業、飲食など、すでに外国人がいなければ回らない現場も多くなってきました。

ヨーロッパの3か国の経験は、「移民とどう向き合うべきか」を考える上で、きっとヒントになるはず。
大事なのは、相手を理解しようとする姿勢と、社会全体が“共に生きる”ための仕組みを作っていくことなんだと思います。


移民」と聞くと遠い世界の話に感じるかもしれませんが、
これからの未来、意外と私たちのすぐそばで起こるテーマかもしれない、と考えている方々もいらっしやるかもしれませんが、昨年の移民人口に関する国の統計をみると、国の政策としては急激な移民政策を積極的に行っているとしか考えられない数字だと思います。

昨年の統計では、在留外国人が360万人前後に急激に増加しています。

これには危機感を感じざるを得ませんね。実際、氷山の一角にすぎないかと思いますが、特に目立って移民問題が深刻化しているのは、埼玉県の不法滞在者が起こしている問題ですね。

また、お隣の国の人々がすでに100万に近くになっているというのが、非常に気になるところですね。そのほか韓国、東南アジア諸国からの移民も大変増加しています。

できるだけ早い段階で何らかの歯止めをかけないと、日本が日本でなくなってしまうというのが目に見えています。現政権の方針はどうなっているのか、大変危惧しているところですね。

以下に昨年度の、日本への諸外国からの移民の統計を載せていますので、参考にしてくださり、移民問題の今後について考えてくださるとありがたいです。

2024年6月末時点で、日本に在留する外国人の総数は約358万8,956人で、前年末から約17万7,964人(5.2%)増加し、過去最多を更新しました。 (在留外国人358万人、過去最多を更新。2024年6月末 – 生活レベルを下げられない後期高齢者の資産運用日記)

国籍別の在留外国人数(上位10か国・地域)

順位国・地域人数(人)前年末比(人)
1中国844,187+22,349
2ベトナム600,348+35,322
3韓国411,043+887
4フィリピン332,293+10,247
5ブラジル212,325+485
6ネパール206,898+30,562
7インドネシア173,813+24,712
8ミャンマー110,306+23,760
9台湾67,277+2,614
10米国64,842+1,434

特にベトナム、ネパール、インドネシア、ミャンマーからの在留者数が大幅に増加しています。 (在留外国人358万人、過去最多を更新。2024年6月末 – 生活レベルを下げられない後期高齢者の資産運用日記)

在留資格別の内訳(上位5種)

順位在留資格人数(人)
1永住者902,203
2技能実習425,714
3技術・人文知識・国際業務394,295
4留学368,589
5家族滞在283,204

これらのデータは、出入国在留管理庁が2024年10月18日に発表した報道資料に基づいています。 (在留外国人358万人、過去最多を更新。2024年6月末 – 生活レベルを下げられない後期高齢者の資産運用日記)

このように、日本における外国人の在留者数は増加傾向にあり、特にアジア諸国からの在留者が多くを占めています。この過度な移民政策により、様々な問題が表面化し問題となっています。手遅れなる前に何とかみんなで考えていきましょう。


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