心に安らぎが欲しい時こそ、イソップ物語を!

イソップ物語の作者は、イソップ(Aesop)という人だと伝えられています。彼は紀元前6世紀ごろの古代ギリシャにいた奴隷だったと言われていますが非常に知恵があり、機転が利く人物だったそうです。

ただ、イソップが本当に実在したのかどうかは歴史的にははっきりしていません。むしろ、イソップという名前は「知恵のある話を語る人」という象徴的な存在として伝えられてきた、という説もあります。

イソップ物語は、短くてわかりやすい物語の中に人間の弱さや知恵、教訓が込められています。

たとえば、

ウサギとカメー「油断せずに努力し続ける大切さ
北風と太陽ー「力づくよりも優しさの方が心を動かす

といった、今でも通じる大事な教えがたくさんあるんです。

若い人たちばかりでなく、大人にとっても、あらためて読んでみると、子どものころとは違った視点で「なるほど」と思える話も多くあることに気が付くでしょう。日々の生活の中や、人間関係においても参考になる話があります。

ぜひ、この機会に英語も学びながら読んでみると面白いですよ。

ウサギとカメの物語は、コツコツ努力することの大切さを教えてくれる有名なお話ですが、

英語と日本語でまとめると、こんな感じになりますすが、

そのまえに、物語文の中に出てくる熟語とその意味をおさらいしておきます。

何回も音読して表現を覚えておくと、

物語文がスラスラと理解できて、英語を読む楽しさが倍増するでしょう。

それでは、音読のトレーニングに入っていきましょう!

音読で熟語をマスターする

  1. give it a try – 試してみる
  2. as expected 予想通り
  3. take a nap – 昼寝をする
  4. step by step – 一歩ずつ
  5. give up – あきらめる
  6. get closer to – 〜に近づく
  7. let one’s guard down – 油断する
  8. keep one’s own pace – 自分のペースを守る

さらに物語文から取り出した熟語とその訳を以下に挙げます。

  1. keep trying – 頑張り続ける
  2. at my own pace – 自分のペースで
  3. be ahead – 先に進んでいる
  4. wake up – 目を覚ます
  5. Oh no! – なんてことだ!
  6. step up – 速く進む
  7. something good will happen – 良いことが起こる
  8. take it easy – 焦らずに行く

今度はたのしい短文の中で音読とともに自然に熟語を覚えて行きましょう!

  1. 今日のランチはちょっと豪華にしようと思って、give it a try してみたけど、as expected、予想以上においしかった!
  2. 食後にお昼寝したくなって、ついtake a napしたんだ。でも、うっかりwake upすると、もう夕方だったよ!
  3. それからstep by step、自分のペースで仕事を進めていたら、同僚が「君は本当にkeep one’s own paceだね」と言ってきたよ。
  4. でも、急に大きな問題が出てきて、ちょっとlet one’s guard downしていたのかもしれない。
  5. 「あれ?Oh no!」と思って慌ててstep upしたけど、みんなが「焦らずtake it easy」って言ってくれた。
  6. 最後には、全員で協力して、something good will happenと信じながら、無事に問題を解決できたよ。
  7. 本当にkeep tryingしてよかったと思うし、get closer to目標にも近づいた感じがしたな。
  8. でも、途中でちょっと自分を甘やかしてgive upしそうになったけど、もう少し頑張るべきだと思った。

カメの独り言

  1. よし、僕は僕のペースで進もう。
    Alright, I’ll go at my own pace.
  2. ウサギは速いけど、焦らずに行けばきっと大丈夫だ。
    The hare is fast, but if I stay calm, I’ll be fine.
  3. 一歩ずつ前に進めば、ゴールに近づくはず。
    Step by step, I’ll get closer to the finish line.
  4. 諦めなければ、きっといいことがあるはずだ。
    If I don’t give up, something good will happen.
  5. よし、あともう少しだ、がんばれ自分!
    Alright, just a little more! Go, me!

ウサギの独り言

  1. ふふん、やっぱり僕が一番さ。
    Hmph, I’m the best as always.
  2. カメが僕に勝てるわけがない。
    There’s no way that tortoise can beat me.
  3. ちょっと昼寝しても余裕で勝てるな。
    Even if I take a nap, I can still win easily.
  4. ん?なんだかカメが近づいてきてる気がする…。
    Hmm? I feel like the tortoise is getting closer…
  5. やばい!急がなきゃ!
    Oh no! I need to hurry!

この話をまとめてみると

  1. ウサギは自信過剰だったけれど、最後まで油断してはいけないという教訓がわかります。
    The hare was overconfident, but this story teaches us not to let our guard down until the end.
  2. カメは自分のペースを守り、コツコツ努力することの大切さを教えてくれました。
    The tortoise kept his own pace and showed us the importance of steady effort.
  3. この物語は「最後まであきらめないこと」が成功のカギだと伝えています。
    This story tells us that “never giving up until the end” is the key to success.

日本語版
ある日、ウサギとカメが競争をすることになりました。ウサギは走るのが速かったので、途中で「カメなんて余裕だ」と思い、昼寝をしました。しかし、その間にカメは休まずに歩き続け、ついにウサギが目を覚ましたときには、カメがゴールしていました。

このお話は、「努力し続けることが大切」という教訓を教えてくれます。

  1. ある日、ウサギとカメが競争をすることになりました。
    One day, a hare and a tortoise decided to have a race.
  2. ウサギは走るのが速かったので、途中で「カメなんて余裕だ」と思い、昼寝をしました。
    The hare was very fast, so he thought, “I can easily beat the tortoise,” and decided to take a nap during the race.
  3. しかし、その間にカメは休まずに歩き続け、ついにウサギが目を覚ましたときには、カメがゴールしていました。
    Meanwhile, the tortoise kept walking steadily without stopping. By the time the hare woke up, the tortoise had already reached the finish line.
  4. このお話は、「努力し続けることが大切」という教訓を教えてくれます。
    This story teaches us the lesson that “slow and steady wins the race.”

読みながら内容をイメージしよう!

できるだけ速く英文を音読できて、さらに物語のシーンをイメージできたら、自分に自信を持ってください。英語の基礎トレーニングをしっかりやると、大きな成果を手に入れることができますよ。

英語版
One day, a hare and a tortoise decided to have a race. The hare was very fast, so he thought, “I can easily beat the tortoise,” and decided to take a nap during the race. Meanwhile, the tortoise kept walking steadily without stopping. By the time the hare woke up, the tortoise had already reached the finish line.

This story teaches us the lesson that “slow and steady wins the race.”

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