1日10分英語の音読暗唱、枕草子・春夏秋冬で育てる英語の力!

中学生の頃、国語で習った枕草子の冒頭部をおさらいしてみませんか?きっと新しい発見があるでしょう。

このコーナーでは、枕草子の各行に中学レベルのやさしい英訳を添えてあります。英語を通してあらためて枕草子を読んでみると、古文で書かれた内容が、すっと頭に入ってきてよく理解できますよ。

せっかくですから、英訳の文を声に出してくり返し音読して、あらためて有名な春夏秋冬の英語バージョンを暗唱してしまいましょう!古典の名文とともに英文も覚えておくと、教養も身につき、英語の力も大きく育ちます。一挙両得ですね。

それではさっそく、日本語を読んで内容を整理したあとは、英文を飽きるくらいに音読してみてください。

春はあけぼのやうやう白くなりゆく山際、少し明りて紫だちたる雲の細くたなびきたる

夏は夜月の頃はさらなり、闇もなほ、蛍の多く飛びちがひたるまた、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし雨など降るもをかし。

秋は夕暮れ夕日の差して山の端いと近うなりたるに、烏の寝どころへ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなりまいて雁などの連ねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし日入り果てて、風の音、虫の音など、はた言ふべきにあらず

冬はつとめて雪の降りたるは言ふべきにもあらず、霜のいと白きも、またさらでも、いと寒きに、火など急ぎおこして、炭持て渡るも、いとつきづきし

これらは四季の美しさを繊細に描写した部分で、日本文学において最も有名な一節の一つとなっています。清少納言の鋭い観察眼と感性が表れた名文です。

春は夜明けがいちばん美しい。山の端が少しずつ白み始め、空が少し明るくなってくると、紫がかった雲が細く長く広がっている。

夏は夜が素晴らしい。特に月が出ている時はもちろんのこと、暗い夜でも、たくさんの蛍が飛び交う様子も素敵だ。また、ただ一つか二つの蛍がほのかに光りながら飛んでいくのも風情がある。雨が降るのも趣がある。

秋は夕暮れ時が良い。夕日が差して山の端に近づいた頃、カラスが寝床へ帰るために三羽四羽、二羽三羽と急いで飛んでいく様子が物悲しい。ましてや雁などが連なって飛んでいるのが、遠くからとても小さく見えるのは、とても風情がある。日が完全に沈んで、風の音や虫の声などは、もう言葉では表せないほど素晴らしい。

冬は早朝が良い。雪が降った景色は言うまでもなく美しいし、霜が真っ白に降りている様子も素晴らしい。また、そうでなくても、とても寒い朝に、急いで火を起こして、炭を持ち運ぶのも、季節感があって趣深い。

英文は3回以上音読します

1. spring

春はあけぼの。

In spring, it is the dawn that is most beautiful.

やうやう白くなりゆく山際、

As the light begins to whiten the edge of the hills, little by little,

少し明りて、

when the sky grows slightly brighter,

紫だちたる雲の細くたなびきたる。

thin purple-tinged clouds stretch across the sky.

2. summer

夏は夜。

In summer, the nights are lovely.

月の頃はさらなり、

Of course, when the moon is out, it goes without saying,

闇もなほ、蛍の多く飛びちがひたる。

but even in the darkness, many fireflies crossing paths is beautiful.

また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし。

And just one or two fireflies, faintly glowing as they go by, is charming as well.

雨など降るもをかし。

Even the falling rain is delightful.

3. fall/autum

秋は夕暮れ。

In autumn, it is the evening that is most beautiful.

夕日の差して山の端いと近うなりたるに、

When the setting sun draws near to the edge of the mountains,

烏の寝どころへ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり。

crows hurrying home to their nests in groups of three or four, or two or three, is touching.

まいて雁などの連ねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし。

Even more moving is the sight of wild geese in formation, appearing ever so small in the distance.

日入り果てて、風の音、虫の音など、はた言ふべきにあらず。

After the sun has completely set, the sound of the wind and the singing of insects are beyond words.

4. winter

冬はつとめて。

In winter, the early morning is beautiful.

雪の降りたるは言ふべきにもあらず、

A scene of fallen snow is beyond description,

霜のいと白きも、またさらでも、

and the pure white frost is also lovely, but even without these,

いと寒きに、火など急ぎおこして、

in the bitter cold, hurriedly lighting a fire,

炭持て渡るも、いとつきづきし。

and carrying charcoal across the room, has its own seasonal charm.

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