私たちの体には、６０兆億個の細胞があり、
その中の遺伝子のうち、実際に使っているのは、
５％にも満たないそうです。
残りの９５％と前後は眠ったままということですね。
私たちの脳は、成長のピークを過ぎる２０歳前後から、
脳細胞は一日に１０万個ほど失われいくそうです。
それでも生活していくぶんには、
なにも問題はないと言われています。
経験を重ねるごとに、
脳細胞間の新しいネットワークができて、
私たちの知力は成長し続けるそうです。
なので、日々多少脳細胞が失われていっても、
それほど心配しなくてもいいと言われています。
そんな話を聞けば、ちょっと安心しますね。
また最近の脳科学では、
私たちは生きている限りしっかり脳を使い続けると、
脳内に新しい脳細胞が生まれ続けることが分かっています。
多くの経験を積んだり、本を読んだり、
好きなことに夢中になったりして、前向きに生きていけば、
いつまでも若々しい頭を保てるというわけですね。
これまでは、年を取ればとるだけ記憶力や考える力は、
衰えていくと考えられていました。
でも、最近の脳の研究によると、
単純にそうばかりとは言えないことが分かってきました。
こうした科学的な知見は、若い世代というより、
年配の人々にとってこそ、明るい話ではないでしょうか。
５０歳を過ぎても、７０歳の坂を登ったって、
まだまだ大丈夫と思えるからです。
高齢になってしぼんだ体力でも、
きちんと筋トレをすると、１０年や２０年は体力を
若返えらせることができるのが、
多くの人の例から実証されています。
体力に自信が出てくると気力も充実してくるし、
気持ちも前向きになってきます。
体力のある若人が元気なのを見ればわかりますよね。
こうした見方からでしょうか、
海外では、若い人々に限らず、年配の人々の中にも、
筋トレに励む人が年々多くなってきたようです。
人はだれでも元気で楽しく暮らしたい、
というのが素直な気持ちではないではないかと思います。
人間の脳は、年齢に関係なくうまく使い続ける限り、
成長できる可能性を秘めていることが、
脳科学の分野で証明されているわけです。
私たちはいくつになっても、
潜在的に眠った能力や可能性を伸ばしていける、
という希望を持って年令を重ねていけるわけです。
薄くなっても？明るく生きていけそうですね。
そうした希望のある話を聞いただけで、
おしまいにするのはもったいないことだと思いませんか。
あなたの能力を伸ばし続けるのに必要なのは、
笑い、喜び、感動、といった心を震わす経験を
たくさんすることだと言う人もいます。
海外旅行や海外留学なども、
劇的な環境の変化や素晴らしい出会い
などができる経験だと言えそうですね。
そうしたことが、あなたの未知の能力を開く
スイッチになるかもしれません。
まあ、そのような大きな体験でなくても、
身近なことにトライして見てはどうでしょうか。
日ごろゼロ勉に近い学生さんなら、
せめてテストの２週間くらい前から、
毎日５時間以上は、勉強を続けてみるなど。
こうしたことを決断し、実行していくことが、
あなたの中に眠る潜在力を呼び覚ましてくれるでしょう。
大きな願望は、小分けにして達成しながら、
それを積み重ねて、
夢の一つひとつを実現していきたいものですね。
予期せぬ素敵なできごとを、
セレンディピティserendipityといいますが、
これを呼び込むには、
手に入れたいものをあきらめないで行動し続けること、
好奇心や夢を持ち続けることなどが必要です。
たとえば、あなたがなにか探しものをしているときに、
その探しものとは別なもので、気になっていたものを
偶然見つける、といった経験をしたことがありませんか。
まさにそれも、
セレンディピティserendipityのひとつだと言えますね。
このように好奇心や夢を持って行動し続けると、
思いがけない発見や良いできごとが、
あなたの前に現れるチャンスが多くなると思います。
Never never never give upの気持ちで歩む中で、
あなたの内に眠る潜在能力を呼び覚まし、
なりたい自分に近づいて行けるのです。
あなたの足を引っ張るような他人の声には、
あなたの未来を決める力はありません。
自分にも何かできるはず、と信じて行動しましょう。
できるという根拠なんかいりません。
まず、必ずできると思いこんでしまいましょう。
そして行動を継続してけば、
あなたの眠れる何かが現実になるのに、
気の遠くなるような年月は必要ないにちがいありません。
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