●Pedは、足、という意味です。
今回は、pedペドの付いた英単語に歩いてここに集まってもらいましょう。
私たちが日頃、見聞きするpedを含む単語としては、自転車のペダルがありますが、 英語では、pedalぺドルとつづります。
たしかに、ペダルは、足で踏んで自転車を走らせる部分にちがいありませんね。
村や町中を歩きまわって、風鈴とか魚介類や乾物類などを売り歩く人々の姿をほとんど見かけなくなりました。昭和の30年代くらいまでは、田舎ではよく見かける、風情のある光景でもありました。彼らは、英語では、peddlerぺドラ―・行商人と呼ばれます。
日本語の歩行者、通行人にも、足がかくれていますね。当然ながら、足で歩くのが歩行者であり、通行人です。これは、pedestrianピデストリアンというつづりです。
関連語としては、次の2つを覚えておくよいでしょう。
・a pedestrian crossing 横断歩道
・a pedestrian bridge 歩道橋
林や森、水辺、湿気の多い場所に、
よく出没するのが、centipedeセンティピードという毒を持つ小動物。
これは、ムカデのことですが、百足という漢字を当てますね。
これは、ムカデのことですが、百足という漢字を当てますね。
英語のcentipedeのcentiは、数字の百で、pedeは足を表しています。
子どもの頃は、よく山歩きをして遊んだものです。山間の沢で、仲間のひとりが、百足に腕をかまれてしまいました。ぼっこりと赤くはれあがって、とても気の毒に感じました。
河川や海岸線に足を運ぶとよく見かけるのが、
tetrapodテトラポッドです。これは、川や海の岸を砂や土の流失や侵食から守るために置かれているもの。tetraは、ギリシャ語で数字の4で、podはpedの別の形で足を表しています。重さ10トン前後もある4本足のコンクリートブロックで、どっしりと護岸の役目をしているわけですね。でも、昔の美しかった海岸の景観が懐かしいです。
海の8本足といえば、タコのことですよね。
つづりは、octopusオクトパスです。
octoは、数字の8。pusは、pedと同じで、足を示しています。西洋では、タコはデヴィルフィッシュとも言われ、気持ちわるい生き物のようです。
日本人にとっては、すしのタコなんか美味に感じられるようですが..。
日本人にとっては、すしのタコなんか美味に感じられるようですが..。
ついでに、音楽用語のオクターブのオクタも
8という意味。octaveとアクティブ・1音階、第8音という意味ですよね。
朝夕などに、健康の目安のために、よく使われるのが万歩計。これは、pedometerぺドミーターといいます。足と計り、の組み合わせで、なるほど、足を進めるごとに歩数が記録される計器だというのが納得できますね。
ちょっとおもしろいのに、東南アジアなどの
タクシーの一つであるpedicabぺディキャブ・輸送タクがあります。
cabはタクシーの俗称です。cab driverは、タクシー運転手。
cabはタクシーの俗称です。cab driverは、タクシー運転手。
紙面の関係上、数字にまつわる足に関係のある英単語を3つほど列記してみましょう。
・bipedバイぺッド→2足動物
・quadrupedクアドルぺッド→4足動物
・tripodトライポッド→三脚
最後に、ツルの足跡から生まれたおもしろい英単語をご紹介します。
それは、pedigreeぺディグリーです。家系、系図といった意味。
それは、pedigreeぺディグリーです。家系、系図といった意味。
湿原などに残された足跡の様子を想像してね。
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