ここではよく使われる日英ことわざを楽しく学んでいきましょう。
新しい発見があるかもしれません。古くて新しいのがことわざだからです。
①Don’t cast pearls before swine.
豚に真珠 buta ni shinju
●Don’t cast pearls 真珠を投げてはいけない ●before swine豚の前に
真珠だったら、どんどん投げてほしいな。〇〇カリでお小遣い稼ぎできるからね。でも、それってきみが豚扱いされてることじぁないかい。う~んと、そう言われるとちょっとね。真珠はどこの世界でも、価値ある宝石として重宝されているようです。
わるいけど、豚ちゃんは真珠の素朴な美しさとは比べられないかも。そんなこと比べてどうなるの。豚ちゃんにとっては、真珠なんてまったく価値はないしね。豚ちゃんを引き合いにして、豚に真珠なんてひどいな。それはそれとして、物の価値が分からない人に、価値のあるものを見せたりあげたりしても無駄だよ、ということを言いたいわけね。じゃぼくもだれかに、ブタれないうちに価値の分かる確かな目を養わないとね。
②Even Homer sometimes nods.
河童の川流れ cappa no kawanagare
●Even Homerホーマーでさえ ●sometimes nods時には居眠りする
ホーマーは古代ギリシャの大詩人。そんな誉れ高いホーマーでさえも、ときには、素人ぽい詩作もあるとか。話は変わって、ご存じの河童は伝説上の妖怪ですが、幼いころ、夏の夜の真っ暗闇で遭遇したあれは一体何だったんだろう。こわかった~。
この伝説上の河童は鹿児島県の北薩地方では「ガラッパ」と呼ぶそうです。 河に住む主みたいな河童にとっては泳ぎはお手のもの。そんな泳ぎに長けた河童でさえ、ときには油断して溺れそうになることも。こんなことから、どんな道の達人でも、ときにはヘマをすることを「河童の川流れ」といいます。達人の違いは、河童と詩人のHomer氏。
③When the cat’s away, the mice will play.
鬼の居ぬ間に選択 onino inumani sentaku
●When the cat’s away,猫がいないときに ●the mice will play.鼠は遊ぶもの
鼠にとって猫はおっかない鬼みたいな存在。そのような猫が家にいない間は、鼠にはほっと一息つける天国みたいなものです。横柄な王様みたいな振る舞いの猫がいない間は、鼠たちの大運動会です。解放感に満たされたひと時になります。みなさんもこの感じ分かりますよね。
口うるさい時の親や先生、それに職場の上司など。こわ~い先輩がいない時ときたら、大いに解放感を味わえます。このように、猫のいない時こそ、おたがいに束の間のしあわせをかみしめながら、かよわい鼠たちはせっせと命の洗濯に励むのです。
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