ここでは、平和のシンボルの鳩について思いつくままにお話ししますね。
Doveダヴ・ハト The dove is the symbol of peace.
ハトは平和のシンボル。西洋では、美の女神・ビーナスの使いはハトといわれています。 キリスト教では、聖霊とされています。聖書のノアの方舟の逸話で、大洪水の時にノアによって方舟から放たれたのはハトでした。それは水の引いた陸地があるか知るためです。
ハトはていねいに飼育すると、けっこうなついてくれます。繁殖力も強く、年に5,6回ほど卵を産みます。興味深いのは産む卵はいつも2個で、ほぼ100%オスとメスのつがいになります。雌雄のバランスを取るためでしょうか、本当によくできていますね。
こうしたハトは旧石器時代から、人間の身近で歴史を刻んできました。現在、日本では6種類が生息しているそうです。野や森林などいろいろなところに暮らしているようですが、ふつうは2,3種類のハトしか見かけないような気がしますが、どうでしょうか。
ところで、ハトが羽ばたくときの音について少し見てみましょう。ハトはパト、パタと置き換えて、その音を連音にしてみると、パトパト、パタパタになります。あら、不思議! ハトが力強く空中に飛び立っていくときの羽の音に似ていませんか。
英語のdoveも「ドべ」と発音し「ドをタ」にして「べをパ」にすると「タパ」になります。次にこの「タパ」を前後入れ替えると「パタ」になります。それってこじつけすぎですよ、なんてそしりの声が聞こえてきそうです。だいぶ話が飛躍しすぎかもしれませんが、このような音声の転換は、世界中の言語でも見られるようです。そう考えると、英語のdoveと日本語のハトは双子のオスとメスみたいな関係にあると言えそうです。
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