小学生の低学年の頃、
近所に手作りの小さなパン屋さんができました。
そこで初めて買って食べたパンの味にはまっちゃいました。
いまでは毎日パンを食べないと、お腹がパンパンになりません。
そんな大好きなパンと関係のある英単語について、
その由来などを探ってみたいと思います。
パンの起源はかなり古く6000年ほど前に、
文明の発祥地のひとつであるメソポタミア地方で、
パンが作られたそうです。
その後、パンは今から5000年ほど前に、古代エジプトへ伝わりました。
エジプトでは、
たまたま空気中の酵母菌がパン生地に紛れ込んだパンを焼いたところ、
ふっくらとしたパンができたのでした。
その後、パンは古代ギリシャに渡り、
パンの製法がさらに進みました。
やがて、パンの製法はギリシャ人によってローマ帝国に伝えられます。
こうしてローマ帝国の発展と共に、
パンはヨーロッパ全土に広がっていきました。
ところで、日本にパンが伝わったのは1543年のことでした。
中学生の頃、歴史で習った鉄砲伝来の年です。
種子島に漂着した中国の船に乗っていたポルトガル人は、
鉄砲ばかりでなくパンの作り方も伝えてくれたのでした。
ふだん何気なく使っている「パン」という言葉は、
直接的にはポルトガル語の「pao」(パォン)に由来します。
ここでパンを含んだ英単語の仲間に集まってもらいましょう。
●pantry (パントリー)は、pan-(パン)と-try (所)です。
そのまま、「パン置き場、食糧庫」
●company (カンパニー)は、com-(共に)とpan(パン)と
-y (名詞語尾)です。
共にパン(食事)をしたり、共に生計を得る人たちの集まりから、
「同席すること、交際、付き合い」、「会社」
●companion(カンパニオン)は、com(共に) と pan(パン)と
ion(~する人)です。
共に食事をするから、「仲間、友だち」、「付き添い、コンパニオン」
● accompany(アカンパニー)は、ac-(~へ)と
company(仲間)です。
「仲間の方へ」から、「~の仲間入りをする、同行する、伴奏する」
● accompaniment(アカンパニーメント)は、accompany と
ment(名詞語尾)です。
歌などに楽器と共に付き添ってから、「伴奏、付属物」
パン1つから、けっこう色々な英単語が生まれていますね。
パンの酵母菌のおかげでしょうか。
そういえば、日本語の「同じ釜の飯を食う」という表現は、
英単語の「company」と発想が似ていて興味深いですね。
詳しくはこちら⇒低糖質の食品なら【楽園フーズ】
コメント