🔸1. 【speak】「(言語的に)話す、話し始める」※フォーマル・一方通行な場面で使われやすい
「speak」は、ある言語で話す能力や公的に話す行為に使われます。
聞き手が重要でない一方通行的な「話す」シーンで使われることが多いです。
スピーチや電話応対、言語能力について述べるときによく使われます。
「speak + 言語」「speak + with/to + 人」などの形が基本。
丁寧・フォーマルな場面に適しています。
📘フォーマルな使い方
- 彼は5カ国語を話せます。
He can speak five languages. - 校長が卒業式で話しました。
The principal spoke at the graduation ceremony. - 私は英語を話せるようになりたいです。
I want to be able to speak English. - あなたはもっとはっきり話すべきです。
You should speak more clearly. - 医者と話す必要があります。
I need to speak with a doctor.
📗カジュアルな使い方
- 彼、いま誰かと電話で話してるよ。
He’s speaking on the phone right now. - 彼女とまだ口をきいていないの。
I haven’t spoken to her yet. - 君、ちょっといい?
Can I speak to you for a minute? - 昨夜の会議でスピーチしたよ。
I spoke at the meeting last night. - 彼女は英語を流ちょうに話します。
She speaks English fluently.
📙実用的な表現
- 英語を話せますか?
Do you speak English? - スピーキング力を上げたいです。
I want to improve my speaking skills. - 上司と話してきました。
I just spoke with my boss. - あなたが代表して話してくれますか?
Can you speak on our behalf? - スピーチコンテストに出ます。
I’m going to speak in a speech contest.
🔸2. 【talk】「(双方向で)会話する」※カジュアルな場面や日常会話向き
「talk」は、**会話(双方向のやりとり)**を意味します。
カジュアルで親しみやすい響きを持ち、日常会話で最もよく使われる動詞の一つです。
「talk to / with 人」や「talk about 話題」といった表現が基本です。
内容よりも「人との会話の行為」そのものに焦点が当たります。
フォーマルな演説などにはあまり使われません。
📘フォーマルな使い方
- 我々は計画について話し合いました。
We talked about the plan. - 会議で問題について議論した。
We talked over the issue at the meeting. - 彼女は上司と話をつけました。
She talked it over with her boss. - その件について後で話しましょう。
Let’s talk about it later. - 彼らは真剣に話し合っていた。
They were talking seriously.
📗カジュアルな使い方
- 昨日友達と長電話した。
I talked with my friend for hours yesterday. - また話そうね!
Let’s talk again soon! - ちょっと話せる?
Can we talk for a bit? - 彼と話すと楽しいよ。
It’s fun to talk to him. - 何を話してたの?
What were you guys talking about?
📙実用的な表現
- 会話の練習をしたい。
I want to practice talking. - 英語で話すのが怖くないよ。
I’m not afraid to talk in English. - 電話で話したほうがいいかも。
We’d better talk on the phone. - 話しかけてくれてありがとう。
Thanks for talking to me. - 彼とちゃんと話す必要がある。
I need to talk to him properly.
🔸3. 【tell】「~に伝える/~を教える」※目的語が必要(tell+人+内容)
「tell」は、誰かに何かを伝える(人+情報)という構文が特徴です。
必ず相手(人)を目的語に取り、「tell 人 〜」の形で使われます。
「tell a story」「tell the truth」「tell me what to do」など、情報伝達に特化しています。
命令や忠告、秘密などを「明確に伝える」ときに使われます。
動詞の中でも最も情報を与える目的が強い言葉です。
📘フォーマルな使い方
- 彼に真実を伝えました。
I told him the truth. - 医者は私に休むように言った。
The doctor told me to rest. - 彼女は私に秘密を打ち明けた。
She told me a secret. - 先生が宿題を出しました。
The teacher told us to do our homework. - 上司が出張に行けと言った。
My boss told me to go on a business trip.
📗カジュアルな使い方
- 昨日全部話したよ。
I told you everything yesterday. - 嘘つかないでって言ったでしょ。
I told you not to lie. - 彼女によろしくって言ってね。
Tell her I said hi. - お母さんに言わないでね。
Don’t tell my mom! - だれがそれを言ったの?
Who told you that?
📙実用的な表現
- 何が起こったのか教えて。
Tell me what happened. - 私にそのやり方を教えて。
Tell me how to do it. - 彼に今すぐ伝えて!
Tell him right now! - 名前を教えてもらえますか?
Can you tell me your name? - それは内緒だよ。
Don’t tell anyone.
🔸4. 【say】「(発言として)言う」※直接引用や内容に焦点、相手が不要なことも
「say」は、発言内容そのものに焦点を当てた動詞です。
「誰が」「何を言ったか」を記録・報告するようなときに使います。
「say “Hello”」「say that…」など直接引用や間接話法に頻出します。
相手(聞き手)はいてもいなくても構いません。
内容重視の「言う」に使われ、会話文や報告に便利な表現です。
📘フォーマルな使い方
- 彼は会議で何も言いませんでした。
He didn’t say anything at the meeting. - それは言いにくいですが…
It’s hard to say, but… - 彼女は感謝の言葉を述べた。
She said thank you politely. - 彼はそれは無理だと言った。
He said it was impossible. - 何と言ってよいかわかりません。
I don’t know what to say.
📗カジュアルな使い方
- なんて言ったの?
What did you say? - 彼、ウソついてたよ!
He said a lie! - 「おはよう」って言ってたよ。
He said “Good morning.” - 彼女が「行きたくない」って。
She said she doesn’t want to go. - ほんとにそう言ったの?
Did he really say so?
🎙️英語音読トレーニング台本
🔹Scene 1: 言語を話す【Speak】
👩🎓 A: Can you speak Japanese?
日本語、話せますか?
👨🏫 B: Yes, I can speak a little. I’m still learning.
はい、少しなら話せます。まだ勉強中です。
👩🎓 A: I want to speak English fluently someday.
いつか英語を流ちょうに話したいんです。
👨🏫 B: Just speak as much as you can. Practice is key!
とにかくたくさん話してください。練習がカギです!
🔹Scene 2: 会話する【Talk】
👨🦰 A: Can we talk for a minute?
ちょっと話せる?
👩 B: Sure. What do you want to talk about?
もちろん。何の話?
👨🦰 A: Let’s talk about the weekend plan.
週末の予定について話そうよ。
👩 B: Sounds good. I always enjoy talking with you.
いいね。あなたと話すのはいつも楽しいわ。
🔹Scene 3: 伝える・教える【Tell】
👧 A: Can you tell me a story?
お話をしてくれる?
🧓 B: Sure. I’ll tell you a story about a clever fox.
いいよ。賢いキツネのお話をしてあげよう。
👧 A: Yay! Please tell me everything!
やった!ぜんぶ話してね!
🧓 B: I will. But promise me you’ll go to bed after that.
わかった。でもそのあとすぐ寝ると約束してね。
🔹Scene 4: 発言する・言う【Say】
👨💻 A: What did she say?
彼女、なんて言ったの?
👩💼 B: She said she can’t come today.
今日は来られないって言ってたわ。
👨💻 A: Oh, I didn’t say it was today. That’s my fault.
あ、今日だって言ってなかったや。僕のミスだ。
👩💼 B: It’s okay. Just say sorry next time.
大丈夫よ。今度ちゃんと謝ってね。
🔸ポイント音読(復習用まとめ)
🔁 Repeat after me (あとに続いて読んでみましょう):
- I can speak three languages.(3か国語話せます)
- Let’s talk later.(あとで話そう)
- Please tell me the truth.(本当のことを教えて)
- What did he say?(彼は何と言ったの?)
🧠学習ポイントまとめ:
- speak:言語・話す能力
- talk:会話・雑談・意見交換
- tell:相手に情報を伝える(tell + 人 + 内容)
- say:発言そのもの・引用に強い
📌 音読のコツ:
- 1文ずつ区切って音読 → シャドーイング → ロールプレイで会話練習
- 声に出すことで使い分けが自然に身につきます!
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