イソップ物語10選:教訓と対話を通して学ぶ人生のヒント! ー英語学習にも最適!ー

未分類

イソップ物語は、古代ギリシャの寓話で、簡単なストーリーに深い教訓が込められています。

今回は、特に有名な10の物語を選び、それぞれの教訓とともに紹介します。物語の最後には、登場人物たちの対話も加えていますので、英語学習にも役立ちます。

各テーマの英文は3回以上音読して英語に慣れておきましょう。日頃から英語を口に出して音読することで、英語の瞬発力身につきます。

音読の習慣が身着けば、さほど困ることなく外国の方とも英語で会話をすることができます。

日頃から英語を瞬時に話せるように音読を習慣にしておきたいものですね。

また、イソップ童話を英語で親しむのは、とても良い文化的素養にもなりますから、欧米の人々とのコミュニケーションにおいても、なにかと役立つでしょう。


1. アリとキリギリス (The Ant and the Grasshopper)

物語のあらすじ:

夏の間、アリは一生懸命に働き、キリギリスは楽しく遊んで過ごしていました。冬が来ると、キリギリスは食べ物を探しても見つからず困り果てます。アリはそんなキリギリスを助けることなく、冷たく拒絶します。

教訓:

努力は報われ、怠けは罰せられる。
Hard work pays off, laziness doesn’t.

対話:

  • キリギリス: ちょっとだけ分けてくれない?
    Grasshopper: Can you share just a little?
  • アリ: 夏に何をしていたんだい?
    Ant: What were you doing in summer?
  • キリギリス: 歌ってたんだよ。
    Grasshopper: I was singing.
  • アリ: じゃあ今は踊ったらどうだい?
    Ant: Then maybe dance now!

2. ウサギとカメ (The Tortoise and the Hare)

物語のあらすじ:

ウサギはカメを見下して競争を挑みます。途中でウサギは昼寝をし、カメは歩き続けます。最終的にカメがゴールし、ウサギは負けてしまいます。

教訓:

コツコツが勝つ秘訣。
Slow and steady wins the race.

対話:

  • ウサギ: どうして走るの?勝てるわけないよ。
    Hare: Why are you racing? You can’t win.
  • カメ: あきらめないだけさ。
    Tortoise: I just don’t give up.
  • ウサギ: じゃあ、ちょっと昼寝しようっと。
    Hare: Then I’ll take a little nap.
  • カメ: その間に進んでおくよ。
    Tortoise: I’ll keep going while you sleep.

3. 北風と太陽 (The North Wind and the Sun)

物語のあらすじ:

北風と太陽が、旅人のコートを脱がせる競争をします。北風は強く吹きますが、旅人はコートをさらにしっかりと締めます。太陽は穏やかに照らし、旅人はコートを脱ぎます。

教訓:

優しさは力より強い。
Gentleness is stronger than force.

対話:

  • 北風: オレが吹き飛ばしてやる!
    North Wind: I’ll blow it off with power!
  • 太陽: 見てて、ぼくは温めるよ。
    Sun: Watch me, I’ll warm him up.
  • 北風: うーん、全然脱がないな…
    North Wind: Hmm, he won’t take it off…
  • 太陽: ほら、脱いだでしょ。
    Sun: See? He took it off.

4. ライオンとネズミ (The Lion and the Mouse)

物語のあらすじ:

ライオンが寝ているところをネズミが走り抜け、ライオンに怒られます。しかしライオンはネズミを許し、後にライオンが罠にかかると、ネズミが助けに来ます。

教訓:

小さな親切が大きな助けになる。
Even small kindness can bring great help.

対話:

  • ネズミ: ごめんなさい、わざとじゃないの!
    Mouse: I’m sorry, I didn’t mean to!
  • ライオン: まぁ、許してやる。
    Lion: Alright, I’ll let you go.
  • ネズミ: いつかきっと助けるよ。
    Mouse: I’ll help you someday.
  • ライオン: まさかね…(後日感謝)
    Lion: I doubt it… (later, grateful)

5. 羊飼いの少年 (The Boy Who Cried Wolf)

物語のあらすじ:

少年が何度もオオカミが来たと嘘をつき、村人たちを呼びます。最後に本当にオオカミが来ても、村人は誰も信じず少年は困ってしまいます。

教訓:

ウソは信用を失う。
Lies destroy trust.

対話:

  • 少年: オオカミが来たぞー!
    Boy: Wolf! Wolf!
  • 村人: またウソか…
    Villager: Another lie, huh…
  • 少年: 今度は本当なんだ!
    Boy: This time it’s real!
  • 村人: 誰ももう信じないよ。
    Villager: No one believes you now.

6. 金のガチョウ (The Goose That Laid the Golden Eggs)

物語のあらすじ:

男がガチョウから毎日金の卵を得ていましたが、欲張ってガチョウを殺してしまいます。すると、中には何もなく、金の卵も手に入らなくなります。

教訓:

欲張るとすべてを失う。
Greed loses everything.

対話:

  • : もっと金がほしいんだ!
    Man: I want more gold!
  • ガチョウ: 待って、毎日あげてるじゃない。
    Goose: Wait, I give you one every day.
  • : そんなの待てない!
    Man: I can’t wait!
  • ガチョウ: だから何も残らなかったのね…
    Goose: So now you’ve got nothing…

7. キツネとブドウ (The Fox and the Grapes)

物語のあらすじ:

キツネは高い木の枝にぶら下がったブドウを取りたくてジャンプしますが、届きません。何度も挑戦しますが、ついに諦めて「どうせ酸っぱいに違いない」と言い放ちます。

教訓:

手に入らないものを卑下するな。
Don’t despise what you can’t have.

対話:

  • キツネ: もう届かない、どうせ酸っぱいだけだ。
    Fox: I can’t reach it anyway, it’s probably sour.
  • 他の動物: どうして諦めるんだい?
    Other Animal: Why are you giving up?
  • キツネ: あきらめるのが一番だよ。
    Fox: Giving up is the best choice.
  • 他の動物: それならいいけど。
    Other Animal: Well, if you say so.

8. ありんこたちの団結 (The Ants and the Grasshopper)

物語のあらすじ:

アリたちは協力して夏に備え、食料を集めます。キリギリスは遊んでばかりで何もしませんが、冬になり食料が足りなくなり、アリたちの助けを求めます。

教訓:

団結こそ力。
Unity is strength.

対話:

  • キリギリス: 助けてくれ!食べ物がない!
    Grasshopper: Help me! I have no food!
  • アリ: 自分で準備しなさい。
    Ant: You should have prepared yourself.
  • キリギリス: でも、今は寒くて…。
    Grasshopper: But it’s cold now…
  • アリ: それが教訓だ。
    Ant: That’s the lesson.

9. 金の鳩 (The Golden Dove)

物語のあらすじ:

ある日、金色の鳩が現れ、人々に自分の金の羽を見せます。しかし、金の羽を持っていれば永遠に富と幸せが手に入ると信じた一部の人々は、鳩を捕まえようとしますが、鳩は飛び立ち、二度と戻りません。

教訓:

手に入れたものを大切にしよう。
Value what you have.

対話:

  • 村人: それを取れば幸せになれるのだろうか?
    Villager: Will we be happy if we take it?
  • : そのままでいてくれ。
    Dove: Leave me as I am.
  • 村人: 捕まえてみせる!
    Villager: I’ll catch it!
  • : もうおしまい。
    Dove: It’s too late.

10. 酸っぱい葡萄 (負け惜しみ・Sour Grapes)

物語のあらすじ:

キツネは高い場所にある美味しそうな葡萄を取りたかったが、どうしても届きません。最後に「どうせ酸っぱくて美味しくない」と言い訳をします。

教訓:

手に入らないものを軽視しないこと。
Never despise what you can’t have.

対話:

  • キツネ: ああ、あの葡萄はどうせ酸っぱいだけさ。
    Fox: Oh, those grapes are probably sour anyway.
  • 他の動物: どうして諦めたんだ?
    Other Animal: Why did you give up?
  • キツネ: 何も失ってないからね。
    Fox: I haven’t lost anything.
  • 他の動物: それなら、満足してるんだな。
    Other Animal: Well, if you say so.

コメント

タイトルとURLをコピーしました